【イラン】ソレイマニ殺害について
皆様!
YUTAWORLDと申します!
貴重なお時間を割いて下さり有難う御座います!
1. はじめに
このブログは、皆さんが意外とよく知らないイラン・イスラム共和国という馴染みの無い国を体当たりでご紹介していくものです!
また、今まで60カ国ほど旅してきた旅好きですので、僭越ながら世界中の観光スポットや旅で役立ちそうなノウハウなどを写真や動画も駆使しながら紹介させて頂きたいと考えております!
更に、一応ビジネスマンではありますので、自己啓発含めた海外ビジネス奮闘記たるものも入れていこうと思っております!
2. 今回のテーマ「ソレイマニ殺害ついて」
ここ数日間におけるアクセス数が膨大でして
重大な出来事に何らコメントが出来ていない事を申し訳無く感じております
よって色々と整理してみましたので
今後の動きを予想したいと考えます
今回の事件を時系列で要約しますと以下の通りです
1月3日
米軍はイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官をイラクで無人機攻撃によって殺害しました
イランは激しく反発し、アメリカへの報復を予告しました
1月5日
バグダッド中心部の旧米軍管理区域(グリーンゾーン)で2発のロケット弾が撃ち込まれ
区域近くの着弾も含めてバグダッドで計3発のロケット弾を撃ち込まれました
ただ、これはしっかりと統制が取られた報復には見えず単発的な印象でした
1月8日
イラン革命防衛隊がイラクの米軍駐留基地を弾道ミサイルで攻撃しました
ただ、イラン政府はトランプ米政権に対して自制を求める書簡を送っていましたし
米国がイランに反撃しなければイランは対米攻撃を継続しないという内容で
米国に「理性的な行動」を要請していたと報じられております
ザリーフ外相もツイッターで戦争を起こしたくない意思をしっかりと示していました
そもそもトランプ大統領は何故ソレイマ二司令官を殺害したのでしょうか?
11月と12月の2ヵ月間で、米軍施設とアメリカ大使館に対して11回の攻撃を仕掛けていました
ここでもっとも重要なのは
この攻撃により、米国の民間請負業者1人が死亡した事で
昔から駐在員の中では話になっていましたが
間接的に両国が火花を散らしている状況は続くとはいえ
米国イラン何れかの国民が死んだら紛争のトリガーとなる説が濃厚でした
トランプ大統領は血の気の荒い白人支持者を沢山抱えている為に
弱い米国を生み出すのは御法度であり
「大規模な米国人殺害計画を立てていた」という少し非現実的なものを理由に
今回ソレイマニ殺害に至ったのでしょう
ただ注目して頂きたいのは命の重さで
米国民民間人 VS ソレイマニ司令官
果たしてこのバランスが全く取れていない結果の他に
米国の軍事技術は相当なものというのが分かります
自分があっさり簡単に空からの爆弾で殺されてしまうかを想像するのは恐ろしいです
イランも米国の軍事技術に相当ショックを受けたのでしょう
こんな国とまともに戦っては絶対にならんと
そして1月8日に
意図的にミサイルの標的を外すことで
プライドをある程度保ちながら世界の緊張感を解き
今回のソレイマニ殺害を機に
誰もが怯える核開発を本格化させる理由付けを得ながら将来の交渉に臨もうとしていたのでしょう
しかしですね
イランは誰もが恥ずかしくなってしまうほどのミスを犯してしまいます(苦笑)
それは8日の反撃の時に
誤ってテヘラン空港を飛び立ったウクライナ航空を撃ち落としてしまったのです
乗組員と乗客合わせて180名くらいが死亡しました
私はこれをオウンゴールと呼んでおりまして
また
あまり報道では出ていない話として
カナダ人が40人くらい乗っていたそうですが
これはカナダ国籍も持ったイラン人である事が濃厚で(実際に私も乗った経験からと、テヘランをトランジットにする可能性は極めて低い為)
イランは復讐どころか自国民を大量に殺してしまった結末となりました
これから懸念されるのは
・イラン国民による激怒と呆れによる政府批判
・遺族に補償するほどの資金源と手段が果たしてあるのかどうか(海外との金融決済に対する制裁が多々有り)
・赤っ恥をさらしたイランが益々国際舞台で孤立化
イランはプライドが非常に高い国で有名で
ザリーフ外相はインタビューでこんな言い訳をしていますが
「アメリカの無鉄砲さによる危機が起きているこの時期に犯された人為的ミスが悲劇を招いた。」
あまりにも無力な現状を真摯に受け止めて
核開発で脅威を与えながらも米国との交渉を早く実現するべきだと思います
さもなければ前のブログにも記した通り
イラン国内で大規模な混乱なりが生じると思っています
最大の被害者であるイラン国民の気持ちを考えれば
最後まで読んで下さり有難うございました!