【旅】日本の選挙について
皆様!
YUTAWORLDと申します!
貴重なお時間を割いて下さり有難う御座います!
1. はじめに
このブログは、皆さんが意外とよく知らないイラン・イスラム共和国という馴染みの無い国を体当たりでご紹介していくものです!
また、今まで50カ国ほど旅してきた旅好きですので、僭越ながら世界中の観光スポットや旅で役立ちそうなノウハウなどを写真や動画も駆使しながら紹介させて頂きたいと考えております!
更に、一応ビジネスマンではありますので、自己啓発含めた海外ビジネス奮闘記たるものも入れていこうと思っております!
2. 今回のテーマ「日本の選挙について」
日本に暫くいましたら
参議院選挙の投票日が到来しました
自分は国外在住で投票権の手続きをしていなかったので
どう投票権を確保するのかよく分からず時間が経ってしまいました (苦笑)
大人として極めて恥ずかしい次第です
さて
TVでは相変わらず投票率が低いことが問題視されています
投票に行かない層はかなり巨大です
この層は、「現政権の運営方針でまぁ良い」と思っている人達がマジョリティなので
この人達が逆に国を変えたいと興味を持った途端
日本の未来が180度変わる革命的な要素も含んでおります
そこを数年前にヒッピー姿のミュージシャンがよく強調していたのを覚えています
ただ、世界を見れば日本の投票率はさほど低くありません
少し古いデータでありますが
日本以外のG7の6ヵ国をピックアップしてみますと
投票率の高い順に
イタリア75.19%(2013年)59位
ドイツ71.53%(2013年)84位
カナダ68.49%(2015年)97位
イギリス66.12%(2015年)107位
フランス55.40%(2012年)148位
アメリカ42.50%(2014年)185位
こうしてみると
またフランスともそれほど差がないことが分かります
日本の投票率が低いのは
スラムが無くて裕福で紛争が無くて安定している、と見えるからだと思います
逆に時代の先が見える人間しか分からないハイレベルな世界観が生まれてしまっていると思います
問題が顕在化してから庶民の中で議論となりますからね
一方で
最近話題の政治的に地理的に不安定な香港では
自分達の国が喰われる、と本当に思えるような事件が起きている不安定国家なのです
他に
日本の教育の仕方もあると思います
スウェーデンの教育を比較の例に取り上げてみたいと思います
日本の小学校の高学年にあたるスウェーデンの「基礎学校」4~6年の学ぶ教科書では
「民主的な選挙とは、どのようなものでしょうか?」の見出しで
「投票は自主的なものです。そして、それは独裁制の国に住む人々がもっていない民主制の権利です。<中略>人々は、ある政党の主張のすべてに賛成できなくても、彼らがもっとも重要であると思う問題についてよい意見をもっているとすれば、その政党に投票します」
と書かれているそうです
ところが同年代の日本の小学校6年の教科書では
例えば「国会のはたらき」の中で
「国会での話し合いをするのは、選挙で選ばれた国会議員です。<中略>わたしたちは、自分たちの代表者として国会議員を選ぶことで、政治に参加しているのです」
とか
「選挙権」を「国民に認められた権利で、国民が政治に参加し、願いを実現するうえで、とても大切なこと」
のようにしか書かれていません
スウェーデンの国民は子どもの頃から民主的な選挙や政党政治の本質や利点・欠点を学びつつ
選挙を「自分の意見を表明できる機会」として捉えて 積極的に活用しているといえるのではないでしょうか
今の我々日本人には
自分の主張を堂々と発信出来る人は少ないでしょう
実際に海外での交渉現場を見てもそれが分かります
そうなりますと
いつか2D的キャラクターが立候補・当選して
匿名支持者によるネットを介して発信された意見を纏めて
その2Dキャラクターから発信させる
そんなAI的時代が到来するかもですね
と独りで考えていたら
ビックリ!!
実際にアイデアが誕生していました(笑)
最後まで読んで下さり有難うございました!
【イラン】米国によるカタール投資について
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2. 今回のテーマ「米国によるカタール投資について」
前ブログで予想しました通り
あれからイランでは世間を脅かすような出来事が色々起きてしまいました
他方で
昨日は米国とカタールが米国内にて
大型石油化学プラントの建設計画を進めることが決定されました
トランプ大統領が署名式に立会っている写真を見ると政治色が極めて強いです
本計画の総投資額は凡そ80億ドル
CPChem(シェブロン一派)が51%、QP(カタール国営石油会社)が49%を出資
最終投資決定(FID)を2021年までに行い
2024年の設備の稼働開始を目指すといった国家間プロジェクトであります
米国に投資を呼び寄せたいトランプ大統領は嬉しくて仕方が無いでしょう
実はこれと全く同じ組み合わせで
先月カタール国内に同じ大型石油化学プラントを建設する計画が報じられました
米国とカタール間でgive and takeのやり取りがあったのでしょう
今の石油業界では
オイル to ケミカルという用語が流行っています
つまり、EV(電気自動車)や中間所得者層が大きく成長する時代が到来する中
代表的にはプラスティック製品の原料を生み出す石油化学プラントへのニーズが極めて高いのです
トランプ大統領はビジネスマンですので
このトレンドに米国が遅れないよう危機意識をしっかり持っており
自ずと情勢不安を生み出している中東地域でも着実にしっかり種を植え付けている訳であります
つまりトランプ大統領は中東市場を間違いなく魅力的なマーケットと捉えており
イランと戦争してホルムズ海峡を危機状態とさせるのは考えられないというのが分かります
更に天然ガスが豊富なイランともいつかビジネスがしたいでしょう
ただ脅しが全く通じないイラン相手に
マウントポジションが取れず手こずっています
今帰国中の私は日本の満員電車を避けるべく早起きし
そんな事を考えながら通勤しております
これこそ正に戦争状態であります(笑)
最後まで読んで下さり有難う御座いました!
【イラン】安倍総理のイラン訪問の成果について
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2. 今回のテーマ「安倍総理のイラン訪問の成果について」
まず本題に入る前に
前回のブログで記しました通り
私が予想しておりました大きな事態が発生してしまいました
ホルムズ海峡付近で日本などのタンカー2隻に対する攻撃がありまして
真相は未だ誰にも分からないので第三者調査機関による介入が必要とされております
更なる緊張感を与える事態が間違いなく生じると考えております
さて
この事態の黒幕は一体誰なのでしょう?
候補として3プレイヤーが挙げられます
1. Bチーム
米国ボルトン補佐官とイスラエルのネタニヤフ首相、サウジアラビアのサルマン皇太子で構成されていると噂される通称「Bチーム」
イランが勝手に名付けている名称なのですが
合理的なトランプ大統領は、選挙キャンペーン前に戦争を起こして多額の人的及び経済的コストを掛ける方針など毛頭無いですが (彼はイラン核合意の見直しが最大の目的)
他方
Bチームはトランプ大統領をイランとの衝突に駆り立てていると従来から噂されています
イランの事が大嫌い且つ怖いサウジアラビアやイスラエルとして(米国の軍需産業の立派な貢献国)
米国が彼らに代わってイランを叩いてくれるのは嬉しくて仕方無いでしょう
米国の歴史上のやり方「犠牲に伴う復讐の正当性」という陰謀説を鑑みますと
今回のケースが極めて類似していることで疑われるのは残念ながら致し方無いかと思われます
2. イラン保守強硬派 (革命防衛隊)
次に疑われているのが「イラン保守強硬派(革命防衛隊)」
彼らはハメネイ最高指導者の指示を忠実に従い
イスラム体制を死守(防衛)、及び、イスラム体制を崩そうとする国を抹殺するスタンスを持つ連中です
イラン核合意を進めてきたローハニ大統領やザリーフ外相のような
外交重視な改革派の連中と意見が合わない場面もあったりして
イラン保守強硬派 VS イラン改革派 の構図が浮き彫りとなるケースが生じたりします
詳しくは下記ブログを見ると御理解頂けるかと存じます
【イラン】ザリーフ外相の辞任騒動について - 34歳イラン事務所長のブログ
ただし
この連中が本件に関与していない可能性が高い理由としては
自分達の大ボスであるハメネイ最高指導者が安倍総理と平和的な会談をしている状況下
まさか会談をぶち壊すような身勝手な行動には出ないと思います (ハメネイ最高指導者が裏で指示したとも到底思えず)
米国が今回の騒動にて
攻撃されたタンカー横に接近した小さな船が作業をしている様子の映像を見せつけ
この小型船はイラン海軍 or 革命防衛隊によるもので、不発だった爆破物を回収していると主張していますが
こんなバレバレな動きをするほど革命防衛隊の脇は甘くないはずと考えられます
3. イエメン武装組織 「フーシ派」
5月にサウジアラビアの首都リヤド郊外の原油パイプラインに攻撃を与えた武装組織です
フーシ派はイラン指導部と同じイスラム教シーア派の組織なので同国と関係が深く
イエメン内戦でサウジ主導の連合軍と日々戦っています
この内戦には米国の軍需産業の発展や、石油輸送ルートの拡大等の陰謀説が数え切れないほどありますが
いずれにせよ結局は上記2.と同様に
資金を提供してくれているイランの指示無しに
日本との平和的な会談中にイランの最高指導者の顔に泥を塗るような事はしないだろうというのが一般的な見解です
以上
敢えて斯様な複雑めいた内容を書いた理由と致しましては
安倍総理のイラン訪問前にブログに記しました通り
【イラン】安倍総理のイラン訪問について - 34歳イラン事務所長のブログ
我が国日本が複雑めいた中東情勢に飛び込んだというのを強調したかったからであります
ようやく本題に入ります
結局、米国とイランによる対話は実現することが出来ませんでしたが
安倍総理によるイラン訪問の成果は以下と個人的に考えております
「イランは想像以上に頑固且つしぶとい国であり、今後の仲介役の荷は極めて重いという現実をしっかり学ぶことが出来た」
これが果たして成果?というのは解釈の世界かとは存じますが
我が国日本は複雑めいた中東情勢に更なるスポットを当てて学んでいかねばならないでしょう
引き続き中東情勢を見ていきたいと思います
それよりもっとイランでのプライベートライフに焦点を置きたいのですが (苦笑)
最後まで読んで下さり有難うございました!
【イラン】安倍総理のイラン訪問確定について
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2. 今回のテーマ「安倍総理のイラン訪問確定について」
本日6月12日(水) 当地に安倍総理と河野外務大臣がイラン入りしました
中立的な立場でイランとの対話を実現するという方針の下
6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に関する各国との協議の中で
イラン訪問の件も議題に加えました
例えば
サウジアラビアのサルマン皇太子との電話会談
米国の利益代表国(所謂メッセンジャー)であるスイス大統領との会談
イスラエルのネタニヤフ首相との電話会談
などなどです
ただ個人的に気になるのはこれらの国々は全て米国側のスタンスを支持或いはメッセンジャーとしています
他方で、ドイツのマース外相が2-3日前にイラン訪問し
英国、フランス、ドイツはイラン核合意の履行にコミットしていると宣言していました
もし複雑極まりない中東情勢を中立国として飛び込むのであれば
日本もイラン核合意を支持している以上
斯様なイラン支持国である欧州側との電話会談も実施し
より中立的立場をアピールすべきであったと勝手ながら感じております
但し、不都合な政治的理由が背景にあるのであれば
前ブログで私が理想的に申し上げました我が国の独自外交では残念ながら無かったかもしれません
他方、イラン為替市場や原油先物相場は非常に楽観的な動きを見せております(注:国が外貨注入等で意図的な操作あるかもですが)
現地通貨リアルの価値上昇(対ドルベース)が生じており
ここからは全くもっての個人的陰謀説ではありますが
原油WTIの下がった価格が大きくリバウンドすることで利潤を獲得する人達が必ず存在しますので
前々から書いております通り
ラマダン明けの正に今のタイミングで何か危機を煽るような事象が生じるのではないかと危惧しております
とりあえず我が国の安倍総理訪問後の成果なり情勢をフォローしつつ
最近始めたキックボクシングジムに関するブログを次回に挙げさせていただきます(笑)
最後まで読んで下さり誠に有難うございました!
【イラン】安倍総理のイラン訪問について
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2. 今回のテーマ「 安倍総理のイラン訪問について」
暫く日本に1週間強ほど帰国しまして
そのあと他中東諸国に暫し滞在してからテヘランに戻って参りました
ブログの更新が遅くなりましたことをお詫び申し上げます
久しぶりの東京は毎晩宴会でありました
夜の東京タワーを数えきれないほど見た気がします(笑)
美味しいお酒と和食を堪能した事で身体もすっかり弛んでしまいましたので
スポーツジムで一生懸命取り戻しております
さて
テヘランに戻りますと
いつものイマームホメイニ国際空港の姿がありました
イラン人による空の移動は何ら変わっておらず
紛争が起きそうな雰囲気は微塵も欠けらも御座いません
街にも緑が広がり、気候もカラッとしていて最高であります!
そんな中
日本滞在時に報じられた安倍総理によるイラン訪問が本格化しております
トランプ大統領来日時に了承を受けて
数日前にサウジアラビアのサルマン皇太子と電話会談を実施し
おそらく6月中旬のイラン訪問は現実化すると思っています
実現すれば
現職首相として1978年の福田赳夫氏以来約41年ぶり
1979年のイラン革命以降では初めてとなる偉業です
この訪問にネガティブな意見もあるのは想像し易く
選挙を意識した実績作りだ、とか
利益代表国の様な動きをして結果なんか出せるはずもない、とか
色々報じられておりますが
個人的には日本としての独自外交を貫いたあるべき姿であると感じております
というのも
日本は新イラン国であり
要所でイランの国際的立場を擁護する側であります
その背景には資源が無い島国が凡ゆる国から満遍なく資源を確保するセキュリティー事情もありますが
過去に安倍総理は率先して何度もイラン訪問を検討していたのは紛れも無い事実でして
業界では「くるくる詐欺」と言われていました(苦笑)
いずれにせよ
米国が何らかのトレードの意で日本に仲介役を強いたとは到底思えず
日本自らが中立国としてこの複雑な中東情勢に飛び込む覚悟を決めたと私は信じております
日本政府関係者の皆様
訪問後の成果を確と挙げられることを祈っております!
ちなみに余談ですが
ドーハで話したパレスチナ人ビジネスマン曰く
中東諸国のお茶の間では
米国とイランが金での解決を図る交渉が間違いなく始まっていると噂されているそうです(笑)
何が真実かはよく分かりませんが
またイランが国際市場に参画出来る日はいつになるのでしょうか
最後まで読んで下さり有難うございました!
【イラン】ラマダンにおける情勢について
皆様!
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2. 今回のテーマ「 ラマダンにおける情勢について」
前回のブログに続きまして
御承知の通りイラン情勢は非常に緊迫した状況となっております
米国は隣国イラクの米国大使館で勤務している職員について
さほど忙しくない職員だけ急遽退避させることを決めました
イラン側に対して緊張感を与えるパフォーマンスと見受けられましたが
斯様な影響が他国に及び始めており
例えば在イラン某国大使館が駐在員・在住者に対し
何時でも退去出来るようにと内々喚起したといった噂も聞いております
また
先日サウジのタンカー2隻を含む4隻の船舶が攻撃を受けた事件について
イランの革命防衛隊が関与していた疑いが「極めて強い」とする報告書を
ノルウェーの保険会社がまとめていたようです
真実は誰にも分かりませんが
米国がイランに反撃を食らわせる口実となるのは紛れも無い事実でありますので
米国が今後どう出るのか非常に気になる次第です
それでも
前回のブログに記しました通り
仮に紛争が起きても間接的かつ小規模な紛争であると見ており
かつ
前回のブログで申し上げていなかった点として
今はラマダンであり
米国も流石にイスラム教を尊重するはずなので
ラマダン中に紛争が起きる可能性は低く
逆に
ラマダン後に紛争が起きる可能性が高いというものです
そもそもラマダンというのは
イスラム暦で9月を意味するものでして
この月においてムスリムは
日の出から日没にかけて一切の飲食を断つことで空腹や自己犠牲を経験し
飢えた人や平等への共感を育むことを重視するものです
断食中は飲食を断つだけではなく
喧嘩や悪口や闘争などの忌避されるべきことや
喫煙や性交渉などの欲も断つことにより
自身を清めてイスラム教の信仰心を強める機会であります
この原則に従えば
ラマダン中に紛争を起こさないのが一般的な見解であり
イラン側(正確には保守強硬派)が仮に先制攻撃をしたとしても
それはラマダン明けになるのではと思われます
よって
ラマダンが終わる6月4日以降の1-2週間は
イラン側が何か起こさないかを注意深く見る必要があります
また
イラン側も核合意一部履行停止について60日の猶予を設定しているのは
ラマダン明けの6月上旬〜中旬に世間に対して少し緊張感を与えるような動きを見せつつ
期限が到来する6月下旬に相手の出方を伺うような動きを見せてくるのではないか
個人的には思っております
とりあえず
上で記しましたイラクの米国大使館員の退避ニュースが主な要因なのか
原油WTIも1バレル63ドル台までジワジワと上がりましたことで
米国の動きも当面少し落ち着くのではないかと個人的に勝手ながら感じております
ただトランプ大統領の背後には
今回のイラン叩きをリードするボルトン国家安全保障問題担当大統領補佐がいます
彼の暴走を止められる人間はトランプ大統領以外に居ないと思われますし
何を仕出かすかは誰もわかりません
トランプ大統領が冷静な判断を下してくれることを祈るばかりです
最後まで読んで下さり有難う御座いました!
【イラン】緊迫した中東情勢について
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2. 今回のテーマ「 緊迫した中東情勢について」
昨日、速報ニュースでイランが核合意を一部履行停止するという発表がありました
正確に言えば、2015年7月、P5+1(米英仏露中+独)と締結したイラン共同包括行動計画(JCPOA)の一部履行停止です
核合意をご存知ではない方は、本ブログの「経済制裁について」をご覧下さいませ
【イラン】経済制裁について - 34歳イラン事務所長のブログ
米国の圧力により欧州も腰が引けてしまっていますし(Brexit等でそもそも余力が無いかもです)
中国についても前回の経済制裁時ほどイラン市場に参画してくれないし
こんな核合意はもはや意味ないと世界に主張しつつ
一部履行停止というジャブで現状維持はしておきたいというイランの考えが見えてきます
昨日、イラン外相はモスクワを訪問してロシアと会談を行いました
ロシア側から、米国による政策を否定すると共に今回のイラン側の決断を支持させる発言を得ることが出来ました
ただ、政府嫌いのイラン人の中では
ザリーフ外相がラブロフ外相に裏金を渡したのでは?という噂が立っているらしいのです(笑)
何れにせよイランが自国を応援してくれる国探しに必死というのは事実かと思います
中東情勢は非常に緊迫しております
イランは今回の発表に伴い
米国のポンぺオ国務長官はドイツ:メルケル首相との会談を急遽キャンセルし
イランが中東にある米国基地を攻撃するかもしれないという事で急遽イラクを訪問しました
イラクには現在約5000名の米兵が駐留していると言われております
米国は空母を中東に配備させることも既に決定しております
私の個人的見解と致しましては
すぐに直接的な大規模な衝突が生じるとは全く思っておりません
これは北朝鮮のケースでもそうですが
経済戦争を引き起こして疲弊させた後に和平交渉を行うのがトランプ大統領のやり方でして
今朝、新たにイラン経済制裁を強化(イラン産金属が新たに対象)する発表を行った際
「いつの日かイランの指導者と会えるのを楽しみにしている」
と発言しております
ただし北朝鮮のケースと異なるのは
資源保有国且つ農業・工業国のイランは我々の想像を遥かに超えるほどプライドが高く頑固なので
簡単にはギブアップしないゆえに
イラン国外で間接的な小規模な衝突が生じると見ております
停戦合意がなされたそうですが
米国が後方支援しているイスラエルと
イランが後方支援していると思われるイスラム組織ハマスとの間で衝突が生じ
さて
斯様な一連の動きで個人的に興味を抱いているのは
中東情勢の緊迫化は原油安を改善させるための好材料と考えられておりますが
こんなに緊迫した状況にも関わらず意外と落ち着いた値動きとなっておりまして
国際市場は冷静に状況を判断しているのではと思います
つまり「大事にはならないだろう」と冷めた反応であると私は勝手ながら理解しております
よって
合理主義である米国がこの市場の冷静な反応に満足せず
ガソリン価格をこれ以上上げるなと米国民に怒られない程度に原油価格を上げたいという目論見があるのであれば
空母を中東に配備するといった中東情勢を不安定にさせるような大胆な動きが再度あるのではないかと勝手ながら憶測しております
国同士が喧嘩している状況下
イラン国民の生活は疲弊し始めております
外貨が益々高騰して旅行も満足にできず
テヘラン株式市場も低迷し続けております
それでも政府による厳しい締め付けで
勇気出して大規模な反政府デモを行えないゆえ
米国の圧力を密かに応援しているイラン国民が沢山いると言われております
最後に
一つ皆様に悲しいイラン人のストーリーを共有したいと思います (共同通信テヘランより引用)
4月中旬、イランの首都テヘラン南部にある大型の国営薬局。
薬を求める人が列を作る傍らで、アザデ・モフタリさん(25)は今にも泣きだしそうな顔をして、生後11カ月の一人息子を抱いていた。てんかんを患う愛息の病に効く医薬品が手に入らないのだ。
夫のロミンさん(27)によると、長男ベンヤミンちゃんは生まれてすぐ、てんかんと診断された。しばらく国産薬を使ったが「効き目が弱く症状もひどい。医者からドイツ産の薬を飲むよう言われた」。処方箋を握りしめ、薬局をいくつも回ったが、在庫はなかった。
別の薬局店主ロヤ・アメリさん(40)によると、この薬は米国が合意離脱と制裁を宣言した昨年5月以降、輸入が停止。「見つかっても使用期限切れで効果は期待できない」とため息を漏らす。
米政府は医薬品や食料品など人道物資は制裁対象にしないと繰り返しアピールしているが、銀行が送金を拒むなどして取引が成立しないケースが相次ぐ。輸入薬の枯渇や極端な値上がりで、患者と家族は苦悩する。
薬局の窓枠に座り込んでいたタクシー運転手メフディさん(48)も、心臓が悪い兄のためドイツ産の薬を半年以上探す。闇市場では出回っているが、高過ぎて手が出ない。「制裁は体制エリートを標的にしているって? 貧しい私たちこそ被害者だ」。やつれ気味の顔を怒りで紅潮させた。
アザデさんは「ベンヤミンは1日2、3回は発作を起こし、そのたび数分間意識を失ってしまう」とぽつり。手足をけいれんさせるわが子が元に戻るまで、抱きしめることしかできないと嘆く。
果物店で下働きをするロミンさんの月給は安い。制裁の影響で食料や日用品が値上がりして家計を圧迫する中、毎月の療養費が給料の4分の1を超えることもある。
それでもロミンさんは「輸入薬を買えるならいくらだって払う」と必死だ。「薬で少しでも楽にしてやりたいが、どうしようもない。拷問を受けているような気持ち」とアザデさん。悲痛な叫びは、薬局前の雑踏にかき消された。(テヘラン共同)
彼は米国を憎むのかイランを憎むのか
最大の犠牲者は常に国民です
それでもこの苦しい状況で謎に金持ちなイラン人がいるのも事実です
彼らは視野が広いので
随分と前からイラン国外での外貨稼ぎを確立しております
自分が置かれた環境に囚われずに思考停止せずに世界を駆け巡るといった
どこの国でもそういう視野が広い人間が今のグローバル社会で活躍できるのかもしれません
最後まで読んで下さり有難う御座いました!