【イラン】ラマダンにおける情勢について
皆様!
YUTAWORLDと申します!
貴重なお時間を割いて下さり有難う御座います!
1. はじめに
このブログは、皆さんが意外とよく知らないイラン・イスラム共和国という馴染みの無い国を体当たりでご紹介していくものです!
また、今まで50カ国ほど旅してきた旅好きですので、僭越ながら世界中の観光スポットや旅で役立ちそうなノウハウなどを写真や動画も駆使しながら紹介させて頂きたいと考えております!
更に、一応ビジネスマンではありますので、自己啓発含めた海外ビジネス奮闘記たるものも入れていこうと思っております!
2. 今回のテーマ「 ラマダンにおける情勢について」
前回のブログに続きまして
御承知の通りイラン情勢は非常に緊迫した状況となっております
米国は隣国イラクの米国大使館で勤務している職員について
さほど忙しくない職員だけ急遽退避させることを決めました
イラン側に対して緊張感を与えるパフォーマンスと見受けられましたが
斯様な影響が他国に及び始めており
例えば在イラン某国大使館が駐在員・在住者に対し
何時でも退去出来るようにと内々喚起したといった噂も聞いております
また
先日サウジのタンカー2隻を含む4隻の船舶が攻撃を受けた事件について
イランの革命防衛隊が関与していた疑いが「極めて強い」とする報告書を
ノルウェーの保険会社がまとめていたようです
真実は誰にも分かりませんが
米国がイランに反撃を食らわせる口実となるのは紛れも無い事実でありますので
米国が今後どう出るのか非常に気になる次第です
それでも
前回のブログに記しました通り
仮に紛争が起きても間接的かつ小規模な紛争であると見ており
かつ
前回のブログで申し上げていなかった点として
今はラマダンであり
米国も流石にイスラム教を尊重するはずなので
ラマダン中に紛争が起きる可能性は低く
逆に
ラマダン後に紛争が起きる可能性が高いというものです
そもそもラマダンというのは
イスラム暦で9月を意味するものでして
この月においてムスリムは
日の出から日没にかけて一切の飲食を断つことで空腹や自己犠牲を経験し
飢えた人や平等への共感を育むことを重視するものです
断食中は飲食を断つだけではなく
喧嘩や悪口や闘争などの忌避されるべきことや
喫煙や性交渉などの欲も断つことにより
自身を清めてイスラム教の信仰心を強める機会であります
この原則に従えば
ラマダン中に紛争を起こさないのが一般的な見解であり
イラン側(正確には保守強硬派)が仮に先制攻撃をしたとしても
それはラマダン明けになるのではと思われます
よって
ラマダンが終わる6月4日以降の1-2週間は
イラン側が何か起こさないかを注意深く見る必要があります
また
イラン側も核合意一部履行停止について60日の猶予を設定しているのは
ラマダン明けの6月上旬〜中旬に世間に対して少し緊張感を与えるような動きを見せつつ
期限が到来する6月下旬に相手の出方を伺うような動きを見せてくるのではないか
個人的には思っております
とりあえず
上で記しましたイラクの米国大使館員の退避ニュースが主な要因なのか
原油WTIも1バレル63ドル台までジワジワと上がりましたことで
米国の動きも当面少し落ち着くのではないかと個人的に勝手ながら感じております
ただトランプ大統領の背後には
今回のイラン叩きをリードするボルトン国家安全保障問題担当大統領補佐がいます
彼の暴走を止められる人間はトランプ大統領以外に居ないと思われますし
何を仕出かすかは誰もわかりません
トランプ大統領が冷静な判断を下してくれることを祈るばかりです
最後まで読んで下さり有難う御座いました!