35歳元イラン事務所長のブログ

名前は知っているけど実は良く知らないイラン。貴方のためにYUTAWORLDが体当たりで紹介していきます!!

【イラン】ネタニヤフ首相再選による影響について

皆様!

 

YUTAWORLDと申します!

 

貴重なお時間を割いて下さり有難う御座います!

 

1. はじめに

 

このブログは、皆さんが意外とよく知らないイラン・イスラム共和国という馴染みの無い国を体当たりでご紹介していくものです!

 

 また、今まで50カ国ほど旅してきた旅好きですので、僭越ながら世界中の観光スポットや旅で役立ちそうなノウハウなどを写真や動画も駆使しながら紹介させて頂きたいと考えております!

 

更に、一応ビジネスマンではありますので、自己啓発含めた海外ビジネス奮闘記たるものも入れていこうと思っております!

 

 2. 今回のテーマ「ネタニヤフ首相再選による影響について」

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9日に実施されたイスラエル総選挙が終わりました

 

ベンヤミン・ネタニヤフ首相(65)が勝利し、5期目続投となることが決定されました

 

ネタニヤフ首相は公約として

 

ヨルダン川西岸地区にある違法なユダヤ人入植地を「イスラエルに併合」すると発表していました

 

何か紛争が起きそうな雰囲気が満載であります!

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ということで

 

中東情勢に関する情報を色々拾いますと

 

一般的に新しい中東が誕生するだろうと論じられているのが分かってきました

 

この真意は何なのか?

 

先ず知っておかねばならないのは

 

ネタニヤフ首相は賄賂を受け取った等の汚職疑惑で選挙中に苦戦を強いられていました

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イスラエル最大手の通信企業の経営上の便宜を図った見返りに

 

自分を好意的に報道するよう仕掛けたという疑惑でした

 

この疑惑を世間に持ち込んだ(仕掛けた)のは

 

イスラエル公安庁、通称、シャバック」

 

いわばイスラエルのインテリジェンスコミュニティーであるとされています

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この組織は軍需産業に近しい組織で

 

近年、このシャバックによる挑発にハマースやヒズボラなどが誘導された形で

 

度々発射するロケット弾による攻撃をイスラエルの防空システムが防いでいますが

 

まるで実戦兵器の技術プレゼンテーションを行なっているように見受けられます

 

元々、中東における紛争で儲かる利権構造

 

このシャバック

 

米国軍産複合体

 

ネタニヤフ首相が属するイスラエル右派

 

これらの3プレイヤーで分け合っていると噂されていますが

 

米国軍産複合体と関係が決して良くないトランプ大統領

 

シャバックに嫌われて汚職疑惑に追いやられたネタニヤフ首相が

 

いわゆる大きな変化を起こしつつあり

 

両者が益々密接な関係を構築することで

 

(例:エルサレムの主権他、嘆きの壁付近の地下鉄駅にはトランプ大統領の名前が使われる模様)

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従来の利権構造を覆す新しい形が生まれようとしている様です

 

両者にとってこれからの中東の理想像は一体どういったものなのでしょうか?

 

既得権益を得てきたプレイヤーにとって

 

中東における紛争がキーだったとは言え

 

紛争の無い世界へとベクトルが一気に向けられるとも思えません

 

いずれにせよ

 

この疑問を掘り下げて予想していけば

 

中東情勢の未来が見えてくるはずです

 

そんな中で私が非常に気にしているのは

 

両者にとって最大の敵となるイランに大きな悪影響が及ぶかもしれないという点です

 

最近、トランプ大統領イランの革命防衛隊を国際テロ組織に指定したり (国が管轄する組織なのにISのような無差別テロを起こすような組織と同等扱い)

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イタリア大手銀行に対イラン制裁に抵触したとして多額の罰金を強いたり

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イランに対する直接・間接的な嫌がらせが例年にも増してエスカレートしてきています

 

また

 

イラン経済の生命線である石油の輸出量が益々減少する可能性が出ており

 

欧州からの経済的支援もあまり期待できなくなっているがゆえに

 

イラン経済がいつ崩壊してもおかしくない状況です

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国の経済がおかしくなれば

 

国は国民の怒りのベクトルを他国に向けるよう仕向ける他無いので

 

限界に達したイラン政府が何らかの形で挑発に反発せざるを得ない日もそう遠くない気がします

 

その日はトランプ大統領もネタニヤフ首相もニンマリするのでしょうか?

 

犠牲に伴う反撃は歴史的に正当化されるものです

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最後まで読んで下さり有難うございました!